【Anki】はアドオンを使うと可能性が一気に広がる

同僚たちがどんどん夏休みに入っている。私も計画しないとと思いつつ、小さなオフィスなので同僚とあまり重ならないように、と考えると結構難しい。夏の終わりになりそうな予感。

休むと急速に忘れていく

語学学校の授業が終わってから1ヶ月。学校に通っていた頃に出来なかったこと(サッカー観戦やプログラミング言語の勉強再開など)をしていたのだけど、部屋の片付け中にふとドイツ語の教材をパラパラめくってショック。ほとんど忘れてる1

このままだとまた同じコースを受講しないといけなくなってしまう、という恐怖感で勉強を再開したものの、これまでと同じような時間をドイツ語に割きたくない。

そこで、まずは学校の教材をこなしながら作っていた【Anki】のカードを復習。

コレジャナイ感。

確かに単語も忘れているけど、もっと危機感を抱いているのは、文法。ドイツ語の文法って、面倒くさい。例えば、冠詞。名詞の種類(男性・女性・中性)だけじゃなく、冠詞をつける単語の格によっても変化させる必要がある。

自由度の高い【Anki】ならほしい教材が自作できる

画像データなども自由に貼り付けられる【Anki】なら、文法復習カードも作れるかも、と早速取りかかることにした。

プログラミングの勉強を通して、レファレンスを見るということを最近やっとおぼえはじめた私。これまでよりきちんとガイドを読んでみることにした。

自分には関係ない、とバッサリ切っていた部分に私の求める教材を作るヒントがあった。

文法は穴埋め問題(Cloze-deletion)で攻略

学校に通っていた際に作ったカードのひとつで、自分で作ったにも関わらずあまりしっくりきていなかったのが非分離動詞の接頭語のカード。

(表) 非分離動詞7つ
(裏) be-, emp-, ent-, er-, ge-, ver-, zer-

このカードについては、未だにしっくりくるカードが思いついていないのだけど、少なくとも7つを抜けもれなく見返すなら、穴埋め問題で解決できた。

(表) 非分離動詞7つ
(裏) b[…], e[…], e[…], e[…], g[…], v[…], z[…]

私の場合は、上図のようにヒントを付けたカードを作成した。この程度であれば、一番最初のカードで十分じゃないかという人が大半だと思う。

では、冠詞などの場合はどうだろう。めちゃくちゃ使える!オススメ。

表を覚えるならアドオン【Cloze Overlapper】

ドイツ語の場合、以下のような表をいくつか覚える必要がある。

定冠詞 男性 女性 中性 複数
1格 der die das die
2格 des der des der
3格 dem der dem den
4格 den die das die

何とか頑張って普通のカードでもできそうな気もする。

(表) 男性名詞につく定冠詞
(裏) 1格 […], 2格 […], 3格 […], 4格 […]

覚えるときはできるだけ小さな塊にする、というのが【Anki】のマニュアルにものっているのだけど、このテーブルに関しては一覧表示させたい。表にしておくと、例えば、denは男性名詞の4格だけじゃなく、複数の3格にも付く、ということをリンク可能だからだ。

Keep it simple: The shorter your cards, the easier they are to review. You may be tempted to include lots of information “just in case,” but reviews will quickly become painful.
Adding Cards and Notes: Best Practices

せっかくのアドバイスを無視して作ったカードがこちら。

Anki_Cloze_Overlapper

Show Originalをクリックすると、一覧を表示させることが可能。

結構頑張って作り込んだ感じになっているけど、アドオンをインストールすると驚くほど簡単に出来上がる。

このアドオンの製作者はドイツ人医大生で、この他にも便利なアドオンを作成している他、オススメのアドオンの紹介などもしている。

アドオンリストを見ると分かる通り、本当に様々な種類のアドオンがある。一から自分でカスタマイズするのもいいが、私の実現したいことの大半は、大体の人が思いつくことで、先人がいる。時間の節約にもなるので、ありがたく使わせてもらうのが得策。

私の作った表の欠点はiPhoneアプリでの操作性

これで文法学習バッチリ!と喜び勇んでアプリからアクセスしたら、私の作った表はiPhoneで表示するには大きすぎた。iPadもしくはブラウザ・デスクトップアプリじゃないと効果なし。

iPhoneでは使えないというのは確かに残念だけど、iPad miniでも十分動くしそこまで嘆くほどでもない。

作成にある程度時間がかかるのは諦める

モノグサなので、カードを作るのを面倒くさいと思ったりもしていたが、今回、いろんな人達の活用例を見てある程度は仕方ないのだと知った。(とはいえ、時間のかけ過ぎはやはり☓。)

(該当部分は、5:10〜)

例えば、フォントカラーの設定。色を付けない方が作成は楽だけど、それをあえてすることのメリットは、すぐにカードの内容を認識することが出来るし、記憶のフックになるのだそうだ。これは、ルールを覚えるときのカードなどに使える。

(表) 不定詞は(zuを付けなくても)[…]すれば、[…]になり、主語にすることが可能。
(裏) 不定詞は(zuを付けなくても)[そのまま大文字書き]すれば、[中性名詞]になり、主語にすることが可能。

更に、前述の公式アドバイスに従って、できるだけ内容を短くする方がいいようだ。これは、作るのがラクということではなく、復習の時間の短縮のため。(短時間で問題を把握し回答。→より多くのカードの復習が可能。)

(表) […]した不定詞は[…]になる。→主語
(裏) [そのまま大文字書き]した不定詞は[中性名詞]になる。→◎主語

個人的には、短文にするには対象への理解力が求められると思う。そのため、自分なりのコツを掴むまでは、テキストの丸写しでもいいと思う。

単語や例文暗記だけじゃもったいない

私のこれまでの使い方は、紙の単語カードに毛が生えたような使い方(音声を追加するくらい)だった。今回、改めていろんなユーザの活用方法を見て、自分がどんなにもったいない使い方をしていたのかを思い知った。制限時間や入力ボックスなどまだ使用していない機能もあるし、使っている機能も最大限に活用できているか、と聞かれると自信がない。

今後も他の人の使い方などを参考に、活用法を探っていきたい。(プログラミングの学習にもっと使えそう。)

【Anki】アプリについて

【Anki】の開発・メンテはiOSアプリの売上で行われている。iOSアプリは有料だが、デスクトップアプリやアンドロイド(有志がボランティアで開発)は無料。

AnkiMobile Flashcards
Price: ¥3,000
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携帯性を重視しないのであれば、デスクトップアプリやブラウザからの利用でも十分。参考まで、ブラウザ版の表示は以下のような感じ。

AnkiWeb_preview


  1. Duolingoでは残念ながら文法の復習出来ない。 ↩︎
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