ブーツを《しんちょう》

今日、ブーツを新調した。 オーダーメイドの靴なんて私には到底手が届かないので、「ブーツを買った」というべきか。どうでもいいが、この《しんちょう》という語を変換しようとしたところ、一番最初に変換されたのは《志ん朝》だった。

桂枝雀、面白い!面白い、落語!

たまに、職場で「落語を聞く」ということをいうと「は?」みたいな顔をされる。確かに私の話には面白みもオチもないのだから、そういう反応しちゃうだろう。でも、面白みの欠片もない人間だって、落語を聞いてもいいじゃないか。 そもそも落語を聞き始めるきっかけになったのは、去年、出張先で一緒にごはんを食べた人との会話。どうしてそういう話になったのかはハッキリとは覚えていないが、「桂枝雀っていう噺家が好きで・・・」と桂枝雀のこと、その人のお気にいりのネタのことを聞いた。それまでその人とは、例えプライベートに関することであっても、もっと表面的なありふれた会話しかしてきたことがなかったから、何だかすごく興味が湧いてきて、その会食の後すぐに桂枝雀を検索した。 面白かった。 それまでも落語を聞く機会がなかったわけじゃない。過去にはNHKで落語をテーマにした朝ドラもチラッと見たことだってある。でも、通り過ぎていた。なんてことだろう。 お風呂に入りながら、桂枝雀の落語を見る。それが私の楽しみ、という日々がしばらく続いた。 こうして私はあっという間ににわか枝雀ファンと化した1

漫画・アニメをきっかけに『古典落語に興味を持つ』段階へ突入

「落語=枝雀」しかない私を古典落語の世界に連れて行ってくれたのは漫画だった。インターネットで『昭和元禄落語心中』という漫画の無料試し読みというのを見てクリック。(時々3巻くらいまで無料になる期間がある。。。) え、ナニコレ?面白い。 あっという間に惹き込まれた。でも、漫画を購入する決心まではできなかった。だって、5,000円。途中まで面白くても、急激につまらなくなる漫画だってある。決心つかなかった。 しかし、Amazon Primeでアニメを発見!入ってて良かった、と心底思った。 昭和元禄落語心中 – Amazon Prime

アニメ化や実写化版は、自分で読んでいたときに作り上げたイメージと異なることもあったりするのだけど、『昭和元禄落語心中』はそれがなく、漫画同様、どんどん惹き込まれてあっという間にシーズン1を見終わった。 与太ちゃん同様、師匠に落ちる。菊さん、ステキ2。 その後、シーズン2も配信され、もちろん全話視聴。師匠に落ちた私はあっという間に、「古典落語サイコー!」とにわか落語ファンの極み。

与太ちゃん!

にわか落語ファンの私。残念ながら、そんなに多くの噺家さんを知りません。でも、ある日、偶然見た動画で与太ちゃんを発見。 落語を救った男たち 天才現る! 古今亭志ん朝の衝撃 後で知ったが、『昭和元禄心中』の与太郎のモデルは、《古今亭志ん朝》説が有力で、落語好きならすぐにピンとくる、超がつくほど簡単なことだったようだ。「実写与太ちゃんを見つけた!」と得意気になっていた自分がなんとも恥ずかしい。 私はあっという間に現実の与太ちゃん、志ん朝のファンになった。声もリズムも全部好き!映像はもちろん、音声だけでも魅了される。登場人物全員、違う。イキイキしていて、江戸の世界が眼前に広がるような感じ。 にわか落語ファンの私が志ん朝にハマるのも当然。ちょっと志ん朝を調べたら、「初心者にオススメ」というような言葉がゴロゴロ転がっていた・・・。落語ファン歴の浅い私の一番はまだまだ志ん朝3。何度同じネタを聞いても、毎回面白い。 ここで最初の話に戻るのだけれど、志ん朝のことを探しすぎて、私のパソコンは《しんちょう》を《志ん朝》と変換するのである。

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仕事で、あーでもない、こーでもない、逃げたい、辞めたい、と思うことが多いけど、帰ってきて、お風呂に入りながら落語を聞く。寝る前に落語を聞く。志ん朝の声とリズムはいつだってすぐに噺に引き込んでくれる不思議なチカラがある。現実に戻ればまたすぐに、あーでもない、こーでもない、とうじうじうだうだするけど、一時的であれ元気にしてくれる志ん生の落語は、最近、私の生活必需品となっている。


  1. 元来飽きっぽくて何かにのめり込むということがない私。枝雀ファンといっても大の落語好きの方の足元にも及ばない。 ↩︎
  2. 「アニメにハマる」なんて一生ない、と思い込んでた若かりし頃の私。未来なんてわからないね。 ↩︎
  3. 枝雀も時々。 ↩︎
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